観音寺

年中行事

8

13

施餓鬼会

8月13日

大施餓鬼会

由来は『救抜焔口餓鬼阿羅尼経』にこう説かれています。
お釈迦様のお弟子の阿難尊者の前に、口から火を吐き、のどは針のように細く痩せ衰えた恐ろしい姿をした餓鬼が突然現れました。
餓鬼とは生前の悪行の報いで、飲食が自由にならず、飢えに苦しむ世界に堕ちた亡者のことです。その餓鬼が阿難尊者に「お前は三日後に死に、餓鬼の世界に生まれる」と言い、なおも「命が助かりたいのなら、無数の餓鬼に施しと供養をしろ、そうすればお前の命を助けてやろう」と告げました。驚いた阿難尊者が、お釈迦様に相談したところ、餓鬼の供養の作法を阿難尊者に授けました。
 供養を行うと餓鬼は極楽に転じ、阿難は福徳を増し、寿命を延ばすことができました。観音寺でのお施餓鬼供養もお釈迦様から授けられたこの作法に基づいています。